陽性者一人ひとりのカミングアウトの考え方は様々だ。時間の経過によっても変化する。厳重に情報管理をしている人がいる一方で、信頼できる人には知っておいて欲しいと思い、伝えている人もいる。セックスの関係者に限定せず、生活の中で出会う人に必要があれば知らせる人もいるようだ。

身近に相談できる人をもつことは、生活や治療を続けることにとって大きな力となる。しかし逆に相手が受け止めきれず、これまでの人間関係を損なうようなケースもある。誰にどこまで伝えるかは、自分にとってそれがサポートになるかどうかを考えて検討しよう。

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