「生でアナルに中出し」・・・
これってかなりリスキーなことは
多くの人が知っていると思います。
でも、「中出ししなければOK?」
「タチなら安全?」「フェラチオは?」・・・
セーファーセックスとは、直訳すると「より安全なセックス」という意味。HIVやその他の性感染症に、感染したり感染させたりする可能性を、できるだけ少なくしたセックスのことです。感染の可能性をゼロにするために、ノーセックス(セックスをしない)という選択をする人もいるかもしれません。しかし、「より安全なセックス」のための自分なりの工夫をしながら「より安心なセックス」を楽しんでいる人もたくさんいます。
HIVはセックスで感染する病気ですが、いくつかの限られた《体液と粘膜》、《粘膜と粘膜》が触れるときだけ感染の可能性があり、その可能性が比較的高いものから、ほとんどゼロに近いものまであります。ですから、セックスで何を《する/される》か、射精の有無、粘膜の状態、他の性感染症にかかっているかどうかなど、さまざまな条件によって可能性が異なるのです。
まずは、どのようにして感染が成立するのかそのしくみを知り、《感染しやすい/しにくい》行為を整理してみましょう。一度しっかり基礎知識を固めておくと、自分のセックスに応用しやすくなるかもしれません。
いつもコンドームを使っている人もいますし、セックスはぜったいナマ!という人もいます。コンドームを使ったり使わなかったりという人もいます。最近は、新しい予防法のひとつプレップ(PrEP)をしている人もいます。それでは、日本のゲイ・バイセクシュアル男性の中で、実際にどれくらいの人がセーファーセックスをしているのでしょうか?
アンケート調査の結果などを見てみて、いまのゲイ・バイセクシュアル男性の実態を知ってみたり、自分がどのあたりに位置するのかを知ったりして、客観的に自分のセックスについて考えるきっかけにするのもよいかもしれません。
セックスはひとりひとり求めるものや好みなどが異なるものですから、セーファーセックスも自分に合った方法を見つける必要があります。
さまざまなタイプの人向けにセーファーセックスについてわかりやすくパッケージにした冊子やウェブサイトがあります。また、匿名で相談できる電話相談などで、状況や気持ちを話しながら自分なりの方法を探してみるのも良いでしょう。
セイファーセックスについて知りたいとき。
検査してみようか迷っているとき。
陽性という結果を受け取ったとき。
身近にいる人が悩んでいるとき。
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