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見逃したくないHIVの「初期症状」

March 25, 2022 Modified: 2023.01.15

HIVに感染すると、半数以上の人に初期症状が起こります。
今回はHIV感染後に起こる初期症状と、HIV検査の重要性について取り上げます。

HIVの初期症状は?

発熱、のどの痛み、頭痛、筋肉痛、下痢、リンパ節がはれる、皮膚にあわい発疹(ほっしん)など。風邪やインフルエンザの症状に似ているため、検査をしないままだとHIVと断定できません。

初期症状が出るのはいつ?

2~6週間を過ぎたころに現れ、症状は自然に治まります。
症状だけでHIVに感染しているかどうかを判断することはできませんが、感染の可能性を考えるきっかけになるでしょう。

初期症状が出ない人もいる?

症状が重く入院が必要な状態になる人もいる一方で、まったく症状がない人もいます。
感染のきっかけとなったかもしれないセックスがあったり、気になる症状がある場合はHIV検査を受けることをおすすめします。

HIV検査では何をする?

HIVに感染しているかどうかを知るためには、血液検査が必要です。
正しい結果を得るためには、感染の可能性のあるセックスがあってから検査を受けるまでの期間(※)に注意する必要があります。

※検査の種類によっては1ヵ月~3ヵ月

検査場以外でもHIVかわかる?

体調が悪い場合、HIV以外の検査や診察ができるクリニック・病院に行くのもいいでしょう。
その際は、HIV感染の可能性があることを自ら伝える必要があります。
症状が風邪やインフルエンザに似ているため、HIV検査をしないまま別の病名で診断されるケースがあるからです。

不安な症状があるとき、
セックスは?

HIVに感染した初期はウイルスの量が急増しています。
そのため、予防をしないでセックスした場合、相手にHIVを感染させる可能性が高い時期です。
しかし、HIV検査をして陽性とわかり、適切な治療をすれば、セックスでHIVを感染させない状態にすることができます(U=U)。

【注意】
新型コロナウイルスの症状もHIVの初期症状に似ています。
HIV感染の可能性がある場合、医療機関でそのことを伝えないと、検査をしてもらえない可能性が高いです。
医師には守秘義務があるため、プライバシーは守られます。

原案・文責:HIVマップ制作チーム
テキスト:池内

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