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エムポックス(サル痘):WHOが緊急事態の終結宣言も、主要な流行地は日本を含む東アジアに!

June 21, 2023 Modified: 2023.06.21

2023年06月21日(日)公開

厚生労働省のエムポックス(サル痘)最新報告はこちら
(エムポックス報道発表資料 |厚生労働省 (mhlw.go.jp))

エムポックス(サル痘)は、性別やセクシュアリティに関わらず誰でも感染する可能性がある感染症ですが、今回の世界的な流行の重要な特徴は、男性同士の性的接触による感染が多く報告されていることです。

日本国内では、2022年は月に1~2人くらいでしたが、2023年に入ってから急増しています。3月は70人、4月は27人、5月は40人台(未確定)と高止まりしており、収束の見通しは立っていません。6月4日までの感染者は計175名で、全員が男性(10代~70代)でした。首都圏の在住者が多数を占めていますが、その他の地域でも報告されるようになりました。2023年に報告されたほとんどが海外渡航歴のない人で、国内での感染拡大が起きていると考えられています。

欧米では2022年5月~6月に感染が急拡大しましたが、ゲイコミュニティによる積極的な注意喚起と行動抑制、予防ワクチンの接種、感染拡大による抗体保有率の上昇などもあり、2022年の夏をピークとして減少傾向が続いています。一方、東アジアでは2023年に入ってからの感染拡大が顕著です。WHOが発表している直近12週間(6月18日現在)の国別感染者数トップ10では、中国(3位)、日本(4位)、韓国(5位)、タイ(9位)となっています(台湾はWHO未加盟のためデータなし)。欧米で収束しつつあるエムポックス(サル痘)流行の中心地は、日本をはじめとした東アジアに移行しているとも考えられており、男性同士でセックスをするときには、引き続き充分な注意が必要です。

WHO
2022-23 Mpox (Monkeypox) Outbreak Global Trends
WHO
https://worldhealthorg.shinyapps.io…

エムポックス(サル痘)から身を守るために、症状・検査・治療のこと、どうやって感染するのかを正しく知り、一人ひとりができる予防方法についても考えてみましょう。

認定NPO法人 ぷれいす東京
MPOX GUIDE BOOK(エムポックス・ガイドブック)
認定NPO法人 ぷれいす東京
https://ptokyo.org/eBook/mpox_guide…
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